学校関係

すっかり忘れてたんだけど、明日レポート提出しなきゃ。
テーマは、役に立つシミュレーションを考えて見やがれこんちくしょう!とのこと。
何を題材にしようかな。

で、完成したのでコピペしてみます。

世の中にはさまざまなシミュレーションがあるわけだが、敢えて身の回りの事柄について行ってみたいと思う。例えば我々駒場の学生は、大学に通っているわけだが、その理由はなんだろうか。本来から言えば、自己の能力向上のために他ならないのだが、悲しいかな多くは単位、もしくは点数といったもののために授業に出ているような気がする。この状況を打破することは、教える教官にとっても、また教わる学生にとっても良いことなのではなかろうかと思う。
具体的な方法について考えてみよう。ある授業において、優(80点以上)の評価をとることを目標にする際にどうすればよいか、というモデルにしてみよう。駒場の総合科目の授業では、教務課によって3割規定と言うものがあるらしい。すなわち、優の評価をつける対象は、3割程度にするというきまりである。
まず、授業に登録している学生の層が必要となる。例えば、意欲の有無を5段階などで評価し、その人数を算出する。出来ればパラメーターとして、その授業における基礎知識や、大学自体に対する意欲、そしてまた学年なども加えることが出来るとよりよいと思う。
次に、これらのパラメーターを用いて、授業への出席をシミュレーションしてみよう。駒場の学生の行動を経験則から判断すると、最初は出席率が非常に高い。だが、回数を重ねるにつれ、段々と授業への出席率が減ってくる。この減り方については、五月祭などの翌日はきわめて人が少なくなったり、1限の減り具合が5限の減り具合よりも大きいなど複雑ではあるが、実際に駒場にいる学生の人数をカウントすれば大体の値をとることが出来るだろう。
ここから非常に複雑になるのだが、授業への理解度と言うものを数値化する必要がある。すなわち、たいていの授業においては評価をテストというもので行うわけだ。それは出席さえしていれば点数を与える、というものでないことがほとんどだし、出席だけで評価するのであれば満点が続出してしまうだろう。であれば、実際に試験をしたときどの程度の点数が取れるのか、というのを数値化することは非常に重要な作業である。
授業への理解度はまた、学生へのモチベーションにも大きく影響する。理解できる授業と、出席をしても全く理解できない授業では、当然前者の方が人気が出てくるはずで、それによって出席率が変化するに違いない。そして、一度欠席をすると次回の授業の内容が全く分からないのであれば、さらに悪循環が発生する。すなわち、一度の欠席が次回の欠席を引き起こすと言う欠席スパイラルが発生してしまうのだ。
もちろん、欠席スパイラルの原因はそれだけではない。悪友の誘いなどを断れないなどの意思の弱さも関係している。だが、体調が悪いと言う理由で一度欠席しただけの生徒を、完全に突き放すと言うような授業が行われるとすればそれは非常に悲しい結果に終わってしまうといわざるを得ない。
さて、上記のようなパラメーターをセットした上で、さらに教官は自分に合った評価方法を設定することが出来る。たいていの場合は、それは出席点とテストの点によってつけられる。これの比率を教官は自在に設定することが出来る。その比率は公開しても構わないし、また公開した上で変更しても構わない。
 これで準備は整ったわけで、後はこの結果をシミュレートしてみる。教官として、例えば基礎知識の全くない学生であっても、授業に8割出席した生徒であれば、50%以上の確率で優の評価を与えたい・・・・というような希望があれば、そうなるように評価方法のパラメーターを変更してみればいい。あるいは、授業の構成方法を変えてみるなどの方法が取れる。
 逆に、生徒の立場としては、自分が単位をとりやすいと思われる授業に出席すると言う方法をとることが出来る。これは正しいかどうかは分からないが、実際に駒場の成績で進学先が決定すると言う事情もあるのでいたし方がない。

 この方法のメリットとしては従来は経験則としてでしか算出できなかった評価を事前に計算できると言う点、そして教官と複数の生徒によるn人ゲームを、教官と生徒という2人ゲームに持ち込むことが出来る点であると言えるだろう。
 ぜひ、教務課にはこのシミュレーションソフトを実装してみてもらいたいものだ。

これを本気で提出します。