外国語の学習

そろそろTOEFLの勉強もしなくてはいけないのだけれど、小さい本屋にはTOEICはあってもTOEFLの本は置いていない。まあニッチと言えばニッチなのだろう。
で、我々は来年には英語で論文を書くという必要もあるのだけれども、普通の人は英語なんて必要ないし、ましてそのほかの外国語なんてその国に行くことでもなければいらないんじゃないの?と常々思っているわけです。しかしながらそれに反して、中学生から必修として我々は英語を学ばされてきているわけです。さらにその年齢を引き下げて、小学生にも英語をというのが最近の流れ。
なぜ外国語を学ばなければならないのか。その理由として我々はよく「外国の文化を学ぶため」と何度も繰り返し言われてきた。けれども文化に関して書かれた日本語の本を読むほうがよっぽど理解できるし、読める量だって相当に多い。それでいいんじゃないの?と考えたりすることがよくあった。
けれどもプログラム言語の学習を行ってちょっと考えが変わった。外国語の学習をするのは、他でもない日本語の文章を読み書きする能力を鍛えるためなのだ。Schemeのような言語を覚えたところで、大抵の人間はそんなものを書くことは少ない。もちろん面白半分で書くことはあるかもしれないけれども、実用として使う人なんて本当に一握りだろう。けれどもそこで学習した記述方法は、他の言語でプログラムをするときに間違いなく役に立つ。プログラムが綺麗になる。
言語にはやはり好き嫌いというのはどうしても出てくるし、僕は自然言語の学習自体が嫌いで仕方が無いわけだが、僕の場合は否応無く勉強することを求められているのであきらめることにしよう。