たいしたことが出来るわけではありませんが

http://www.mikeneko.ne.jp/thankyou/
作者様の死去という非常に悲しい理由で、ミケネコさんのサイトが無くなってしまったようです。優良なサイトがなくなってしまったり更新停止してしまうと言うことは往々にしてありますし、その度ごとに悲しんだりするのはちょっと違うかな、とは思います。Web上という仮想現実の中の時の流れは、現実世界のそれと比べると圧倒的に早いというのは身にしみて知っています。
ただし仮想現実とはいっても、そこのプレイヤーは現実世界の住人であって人間なんだってことを再認識させられました。今回の場合は、僕はここの管理人様とは全く面識がありません。メールのやり取りをしたこともありません。単なるDOMユーザーでした。それでもそこにある豊富なドキュメントには助けられました。
情報化社会というものの中で、今までには無かったほど多くの人と知り合い、情報交換をすることが出来る時代になりました。これ自身はすばらしいことだと思います。じゃあ、僕(達)はその人たちに対してどれだけの感情を割けばいいんでしょうか。知り合いが増えた分、その人の不幸を悲しむ時間を増やさなければいけないんでしょうか。それとも、他の情報と同じく取捨選択をしなくてはいけないんでしょうか。
割り切ることは出来るんでしょうか。出来ないんであれば、苦しみに耐える必要があるんでしょうか。苦しみたくなければ、従来と同じくらいしか交友を増やしてはいけないと言うことなんでしょうか。一人でいれば、他人の悲しみは入ってくることは無い。本当?

自問自答。答えの無いループ。