現代マンガ図書館

http://www.naiki-collection.com/
今の家の近所にあるので、ちょっと行って見た。
入館料300円に加えて、閲覧が一冊100円、そしてコピーも一枚100円と、結構な金額を徴収されてしまうのだけれど、物は試しということで週間少年ジャンプの1994年の36,37合併号から40号までの4冊を借りてみた。
ちなみに僕が最初にジャンプを読み始めたのが今から大体10年くらい前なので、この頃のジャンプは実際に手にとってはいないはず。だが、そこに掲載されている漫画自体は、かなり知っているものばかりだった。「ドラゴンボール」「SLAMDUNK」「BOY」「キャプテン翼」「ボンボン坂高校演劇部」「ラッキーマン」「地獄先生ぬーべー」「ダイの大冒険」「るろうに剣心」などなど。これくらいの漫画になってくると、大体コミックスでほとんど読んでいるものばかりだ。いわゆる名作が集まっている時代と言えるのかもしれない。
でも、そんなみんなが知ってる名作漫画ばかりでもない。というのも、なぜこの時期のジャンプを選んだかと言う理由はそこにあって、まず36,37号には樹崎聖先生が作画を担当した読みきりであるところの「風と踊れ〜時代を疾走ぬけた男バロン西〜」が掲載されていた。この漫画はいわゆる伝記物で、最近のジャンプでは掲載されていることはほとんど無いと言うイメージがある。91ページと言うかなり長い読みきりだったのだけれども、単行本未収録と言うこともあり、かなり貴重な作品。そもそも樹崎先生は原作つきの漫画を描くことは少ないので、新鮮味があったといえるかもしれない。あ、ちなみに月曜日発売のジャンプでは、樹崎先生が読みきりを掲載しているのでこれも要チェック。
そして、38号には大河原遁先生の「Dies Irae」という作品。大河原先生と言えば「かおす寒鰤屋」という見事なうちきり漫画を書いたことで有名だけれども、この作品も比較的その世界観を持っている感じ。ストーリーとしては、闇の顔を持っている殺し屋の主人公とその主人公に惚れた女性のストーリー。二人は最終的に結ばれること無く離れていくのだけれども、大河原先生の絵はかなり見やすいし、ストーリー自体に凝った部分や意外性は少ないものの好感が持てる作品だった。
ということで、とりあえず目次だけコピーしてもらってきたのだけれども、また行きたいと思う。誰か一緒に行きませんか。