能力の向上

を感じるのはいつだろうか。

僕は、毎日(でもないけど)プログラムソースとにらめっこしている。理由はバイトだからだ。
つまらなかろうがなんだろうが、仕事はしなくちゃいけない。だから働く。ソースを書く。デバッグもする。
でもなぜその仕事にプログラマを選んだのだろうか、と思い出してみると、それは自分の能力を向上させたいという想いからだった。

じゃあ、今その能力とやらは本当に向上しているの?という質問は一番されたくない質問だ。理由は分からないから。もっと言うなら、分からないということにしておいた方が都合がいいから。
つまりは、おそらく能力はほとんど横ばいだろう、ということ。それが現実。

言い訳をするつもりじゃないけれど、常に自分を進歩させることは難しい。きっかけを見つけることが難しい。それに、全く進歩していないわけでもないと思う。たまにそれを感じる。

進歩していると感じるのは、今まで扱ったことのない仕事をこなすことが出来たとき。例えば、先週あたりのことだったけれど、とあるスクリプトの修正を依頼された。Net::SCPを用いてSCP通信を行ってファイルをDownloadするスクリプトだった。
僕はNet::FTPは使ったことがあるけれど、Net::SCPは使ったことがなかったし、仕様から読まなくてはいけなかったのでスクリプトの量の割には大変ではあった。

最終的にそれをこなすことが出来たわけだけれど、その途中には何度か問題が発生して、それを取り除かなくてはいけなかった。
そんな時、僕は自分の能力が向上しているなと感じる。
結果、その原因がただのディレクトリのパーミッションであったりとか、Net::SCPのオプションを一つ指定するだけでよかったとしても。

大雑把なところではなく、最終的なつまらない、些細なところ。そこを見ざるを得ないとき、エンジニアとしての能力が上昇するんじゃないかと。
つまりは、バッドノウハウを得たとき。

ということで、一週間以上遅れてのバッドノウハウカンファレンスの感想。終わり。